南アジアの卒業生

インド

トーマス・マシュウ
(男性:1988年卒業) 社会経済教育開発サービス(SEEDS)

アジア学院は私に世界を見せてくれただけでなく、私の故郷に対する理解も深めてくれました。アジア学院で、色々な宗教の人たちと知り合いになりました。皆が貧しい人たちのために働いています。平和と非暴力、性別による不平等、宗教に上下のないこと、リーダーシップ、ネットワークの作り方を学びました。人生で大事なことは金儲けではないことをアジア学院は教えてくれましたし、核兵器問題や平和、非暴力など世界の問題に対する目も開けました。ヒロシマ訪問は特に衝撃的で、世界平和や核廃絶、また世界中の人への啓発教育の情熱を掻き立てられました。帰国してすぐにケララ州でSEEDSを設立しました。約20年ほど活動していますが、次の様な活動を行っています。
・ホープ孤児院:教育を重視し、特に女子が将来のために勉強し働けるように促しています。
・有機農場:SEEDSセンターで必要な50%を自給し、毎日夕食150食を近くの病院の入院患者に提供しています。
・デイ・ケア・センター:貧困家庭の幼児に、保育と教育と昼食を提供しています。
・リーフアート・プログラム:聴覚障がい者とダリット(カースト制の底辺に位置づけられる人々)を対象に手描きのカードを作り教え、50家族が収入を得ています。コンピューターと裁縫の指導もしています。
・核兵器廃絶:世界平和、非暴力、核廃絶を推進するために、核爆弾による破壊や、インドや世界で今でも実施されている核実験について教えるプログラムをスタッフと共に作りました。インド中を巡り、ヒロシマとナガサキの生存者の写真を学校や村など300ヶ所で展示し平和教育キャンペーンを行いました。

スリランカ

レヌカ・バドゥラカンティ
(女性:2004年卒業) 女性開発連合

私は所属団体の有機農場でマネージャーをしています。女性のために小規模融資、ヘルスケア、小規模事業経営、家庭菜園、料理、子ども向けプログラムなどを始め、2,500家族以上が利用してくれました。アジア学院では、有機農業を推進すれば良い方向に発展することができると学びました。食糧の確保ができれば国も豊かになります。今一番力を入れているのは、有機農産物の生産です。ハイブリット種子ではなく在来種の種子を使い、伝統の食文化と在来種の種子を守るようにしています。モデル農場は団体のメンバーである女性たちが管理しています。農場ではオレンジやココナッツの有機栽培、植物の汁や牛フンから堆肥や肥料の作り方を教えています。有機栽培の方法は地域により異なるので、地域の伝統的な農法を守ることに関する本を書きました。将来は有機農業訓練センターを作る予定です。