東南アジアの卒業生

マレーシア

ウィー・タン・シュウ
(女性:1984年卒業) マレーシア環境、技術、開発のためのセンター(CETDEM)

CETDEMは1985年に設立された非営利団体で、持続可能な開発を目指しています。持続可能な開発とは適正技術を活用して環境に負荷を与えない開発です。この活動の一環としてマレーシアにおける有機農業の先鞭をつけ、1986年には有機農場を開設し、活動の全国展開を計りました。
研修会、研究会、説明会などを通して行政機関に再生可能なエネルギー、エネルギー保全、環境監査、水質、温暖化抑制方策、効果的な管理方法などを推進しています。有機農業と家庭菜園のクラスを設け堆肥の作り方を教え、全国的に研修会や公開討論会を開いています。2007年には、有機農業コミュニティ・センターを開設し、地域社会における持続可能な生活方法を実践している場所として学びの場を提供しています。地域の毎日の生活の中に持続可能な生き方を取り入れてもらいたいのです。

インドネシア

ウェスリー・リンガ
(男性:1993年度卒業、1999年度研究科生) 農村開発アクション(RDA)代表


2000年、北スマトラ地方の農村で村長を務めるリンガ氏は農村開発アクション(RDA)というNGOを立ち上げました。「鶏、ヤギ、魚の養殖を合わせた有畜混合の有機農業を推進しています。4.5haの農場に訓練センターがあり、3ヶ月、半年、1年コースを設けました。農業学校から生徒を毎年10名ほど受け入れ、半年間実践的な研修も行っています。」
設立以来、120頭の仔ヤギと240匹の仔豚、6000本の苗木を村内の110世帯に配布したといいます。「私の夢は、この村を有機農業のモデル農場にすること。アジア学院精神をこの村で実現させるのです。」

ミャンマー

ドナルド・ポール
(男性:1997年卒業、2003年研究科生) 実践研修農場(PFSF)

2005年に農業を通して貧困農家を支援するため、実践研修農場(PFSF)を設立しました。まだ、正式にプログラムと呼べるものはないのですが、毎日訪ねてくる農民たちに、私たちの考え方や経験を共有しています。また、他団体が行っているプログラムの一部として研修を実施しています。この農場を始めた時には、小さな家と灌木が生えた土地に沼のような養魚池があっただけでした。現在は在来種の鶏とブタ50頭を育てています。野菜や穀物、果樹の栽培に使う堆肥を作る小屋もあります。美味しく安全な野菜の収穫が出来るようになり、戸別訪問して販売しています。また、農民たちと種の収集や交換もしています。養魚池を改修し、4種類のコイとティラピアを飼育しています。私たちの農場は、農業の知識や実践、技術を農民に広めるセンターとして活動を広げています。