現在、世界人口の大半は20世紀生まれである。20世紀をあのようにし、その影響を今に至るまで及ぼしつづけているのは我々である。これはいうまでもなくライフスタイルの課題である。
その20世紀はしばしば「戦争の世紀」と呼ばれる。確かに、20世紀の始めに第一次世界大戦、間もなく第二次世界大戦、ほとんど息つぐ間もなく世界は続いて真っ二つに分断された。旧ソ連を盟主とする東側、アメリカを盟主とする西側である。舞台はアジアとアフリカ。戦ったのは主に有色人種。武器、弾薬を供給して巨万の利益を得たのは旧ソ連とアメリカである。インドやキューバなど「平和」を訴える第3世界の声は無視された。いわゆる代理戦争の始まりである。このように前世紀を通して続いた戦争は、21世紀の今に至ってもとどまるところを知らない。
さて、その「戦争の世紀」が21世紀に残し、今なお我らの生活に、そして子々孫々の生活に至るまで影響を及ぼすものは何であろうか。
私の考えでは、それは1.「難民」と2.「人口食品」である。この号では「難民」について述べよう。
1.「難民」:重ねて言うが難民は、「戦争の世紀」といわれる20世紀の戦争行為の所産である。国連筋によれば現在の難民の数はおよそ1700万人である。これは半端な数ではない。この人たちのお世話をする人々の数も半端ではない。優に500万は超えるのではなかろうか。国連の担当職員はもちろん、各国政府の担当職員、NPO、NGO、ボランティア達等である。
難民はまわりで起こった戦争行為のために、本国の庇護を受けられずに外国に逃れた人たちで、生活の基盤を失い、日常生活を続けられない。私は彼ら難民こそ「新人類」だと思っている。「戦争の世紀」の我々が生んだ「新人類」である。
彼らは衣食住の大半を援助物資に頼っている。いや、頼らざるを得ない境遇におかれている。人を援助するより援助されることを期待されている。一方的に受けることを望まれている。このような生活が毎日毎日、年中続くとどんなライフスタイルの人間が生み出されるのだろうか。
1700万人−半端な数ではない。それを援助するために特別の訓練を受けた人々数百万人が生活している。難民は増え続けるだろうと言われている。我々はどんな人類になりたいのか。
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